板金加工

こんにちは

今日は写真の加工品のご紹介。

 

わかりますかね?

伝わりますかね??

この精度!

 

 

まだ溶接前ですが加工の精度が素晴らしかったので紹介させていただくことにしました。

 

タイトルの「板金加工」とは

金属の主要な加工方法で薄い板状の金属材料に力を加えて変形させる加工方法です。

作りたい製品の大きさや用途に縛られず利用できる加工法で建築では内装、外装、屋根、設備機器、、、

工業系では鉄骨骨組み、各種カバー、ダクト、容器などなどさまざまな分野で利用さされています。

加工方法も切る、曲げる、叩く、溶接するなどなど多岐にわたります。

今回紹介した製品はステンレスでコンクリート水槽の中に設置しフィルターを介して水と固形物を分離する装置の一部です。

◾️製品に対しての要求事項

1.本体強度

2.フィルターとのボルト取り合い精度

3.コンクリート基礎との密着

4.溶接の健全性

この製品では特にフィルターとしての機能、歪みを極力減らして隙間のない製品が求められます。

精度のいい仮組は溶接歪みも発生にくく精度良い製品に仕上ります。

 

◾️製作工程

1.図面から材料取り

2.材料展開(切断データ作成)

3.切断加工

4.曲げ加工

5.各部品組み立て

6.溶接

7.検査

8.全体組み立て

9.出荷

 

今回紹介している写真は工程5のものです。

溶接前です。

この写真わかりにくいですよね。

板と板が隣り合っていますが隙間がないので分割線が見えません。

展開、切断、曲げ、組み立て全てにおいて

1ミリ、、いや0.1mmの誤差もなく組み上がっています。

日本のものづくりの技術は本当にすごいなと感心しました。

昔ながらの手作業での技術力が日本のものづくりの要でしたが

これからは工業化の恩恵を十分に享受、利用する物作りが求められる時代です。

高精度な機械があるから誰でも高精度なものを作れるわけではない。

高精度の機械をコントロールする所がノウハウでありこれから求められる技術力だと日々感じています。

ただ、正直ここまでの精度はなくても良い製品ですけどね💦

溶接してしまうのでこういう部分が見えなくなるので事前に紹介しています。

 

また完成したら報告します。

 

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